【いじめ】あだ名禁止の致命的な問題点に大人が気付けない現実

あだ名禁止でいじめ防止 ブログ

 

 

結論から述べると、あだ名禁止によって、イジメの件数は減少するだろう。

 

 


小学校であだ名禁止というニュース[1]「あだ名禁止」「さん付け奨励」意味はある? 教育アドバイザーの見解(オトナンサー)2022年7月27日があった。

それに対し、「原因はそこではない」という反対派の声が多く見られる。現役小学生ではなく、大人が反対してるのが痛々しいのは毎度のことなので置いておき、確かにそうだと思う一方で、いじめ被害者が少しでも傷付かないようにすべきだし、やや過剰なまでの対策を講じることで加害者に罪の意識を覚えさせる効果もあるのかもしれない。


個人的には、昔も今もあだ名で呼ばれているが、幼少期を思い出すと「あだ名で呼ばれている自分」に少し優越感を感じていた側面があるのかもしれない。自分と同じ名前で、自分は「○○ちゃん」なのに対し、同名の子は呼び捨てだった。優越感とまではいかなくとも、もし自分が呼び捨てで同名の子があだ名だったら嫌な気持ちになっっていたのかもしれない。


「名前以外に一人一つあだ名を決めて、それを先生に申請する」というのはどうか。悪意のあるあだ名か否かを先生が判断して、許可が降りれば呼んでいいとする。先生の負担は増えるばかりだが、あだ名の利点を失わずに済みそうだ。


閑話休題


ふと思ったのが、あだ名が禁止された背景である。


あだ名を禁止しようと大人たちが決めたのは、校内で悪意のあるあだ名が使われているのを耳にしたからであろう。悪意のあるあだ名を聞いて、「あの子はイジメられている」と気付いたこともあるのではないか。


だとすれば、


あだ名を禁止にすることで、イジメに気付けないというデメリットが生じてくる。

 

最悪のシナリオは単純である。

 

あだ名禁止でイジメ発覚の機会が失われる。

イジメの件数が見かけ上、減少する。

あだ名禁止がイジメ防止に効果があると錯覚する。

以下、繰り返し。


 

イジメ発覚の機会を監督者(大人)自ら手放す元も子もない事態にならなければ良いが…。ネット上では、現役教論やら教育アドバイザー()のコメントが目立つが、こんなことにも気付かないのか。いや、気付けないのか。

初めに戻るが、この手の話では現役の学生・児童の声が聞こえてこない。あだ名禁止をどう思うか、各年齢層で調査してみてほしいものだ。

 


チャウコン

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