置き手紙


愛する「あ」へ





今日という日は終わらないと思っていた。今も思ってる。でも、多分終わったのだろう。確かに終わろうとしている。達成感を味わえない程に身体が疲弊している。



この街に住んだ経験は珍しくもないけれど、それなりにアイデンティティの一つになるのだろうと想像をするが、未来の僕が得意気に誰か(それが今の僕から見て過去の人なのか、未来の人なのかは分からない。今の人ではないことは分かる)を街案内していて、途端に目の動きが激しくなったり止まったりしたら、その誰かはどう思うのだろうか。その僕は何を口にするのだろうか。





最近泣いたことは?と聞かれて、思い当たる節は無かった。でも、泣いてないとも言えなかった。毎日泣いていたからだ。



貴方が私の側に居たいと思うように、私も貴方の側に居たいと思っている。ただ、私が側に居ない時は、それは貴方の為に、貴方の側に永く居られるように、別の所で戦っている時だ。側に居ない時こそ、私は貴方を想っている。





バイト帰りに見るのだろうか。見たら直ぐに追い掛けてくるのだろうか。



それを予想して、それを期待して、これを読んだ時にはこの地を去っている予定です。タクシーを使っても無駄です。





貴方に伝えた住所に行っても、僕は居ません。





初めて会ったタイミング、状況、そもそもの年齢(これはお互い)笑、これらが違っていたらもっと早く、もっと深く知り合えていたと貴方は言った(実は僕はもっと前から同じことを思っていた)けれど、これで良かったんじゃないかなと今は思っています。少なくとも僕は貴方を愛しています。100点を取ったのに別解を探す程、僕は野暮じゃないつもりです。



クズでごめんなさい。カッコつけられなくてごめんなさい。





勝手に居なくなってごめん。





チャウコンより

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