髪の中世史 その一

 

 

失恋をすると

 

 

女は髪を切り

 

男は髪を伸ばす

 

 

 

 

“伸ばす”というより“伸びる”が相応しい

 

 

要するに

男は生活が壊滅して

 

気力体力生活力がメルトダウンするのである

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

かつての日本人における

 

髪の意義・重要性は特徴的である

 

 

 

 

先に結論を出すならば

 

命(心臓)の次に髪の毛は大切だった

 

 

今でも

「髪は女の命」

と言われるが

 

男女の差はあれど

史実に則った極めて教養溢れるフレーズである

 

 

 

 

 

 

日本中世における

 

他者の髪を切る行為は犯罪であり、刑罰としても用いられた

 

 

 

有名な『阿氐河荘百姓等言上状』(地頭の非法(犯罪行為)を百姓が訴えた史料)にも

 

「ヲレラカコノムキマカヌモノナラハ、メコトモヲヲイコメ、 ミミヲキリ、ハナヲソキ、カミヲキリテ、アマニナシテ(略」

 

とあり

 

結婚した女性に対して夫婦の関係を無理やり解消させるために、髪を切って出家(尼に)させようとしている

 

髪を無理やり切ることは犯罪行為として訴えられたのである

 

 

 

 

『御成敗式目』34条には

郎従(低い身分の武士)以下の身分の者が女性を襲った場合、刑罰として髪の毛を半分剃り上げた

 

坊主にすることは出家することであり

髪の毛を剃ることで社会から追放する意味を持っていた

 

半分だけ剃ったのは元通り生えるまでの期間を刑期としたと考えられる

 

 

他にも

主従関係を乱した者には罰として髻(もとどり、要はちょんまげ)を切ったりした

 

 

また

摂関家では拘禁刑の間は烏帽子(えぼし)の着用を禁じた

 

 

烏帽子は平安時代後期から男によって被られた帽子であり

 

男は髻を烏帽子で覆う(隠す)のがマナーであり、常識であり、絶対だった(一人前の男として)

 

 

だから

烏帽子の着用を禁じられるというのは不名誉なことで、恥ずかしいものであった

 

 

 

博打を打つ男が自分の財産を使い切り、時代劇の如く身ぐるみ剥がされても

烏帽子だけは守ったとされる

 

下半身を露出してでも烏帽子(髻を守る衣服)だけは守ったのだ

 

 

 

 

続く

 

チャウコン

 

 

 

 

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コメント

  1. ーー より:
    ホラー画像が写ってるのですが
    よく見るとイケメンなのですが


    分かりやすい日本史に集中できないのですが
  2. mちゃん より:
    チャウコンさんイケメンですね、涙袋凄いです
  3. より:
    アカウント写真怖いがイケメン
    チャウコン?
  4. アカウント誰でふか より:

    面白い日本史ありがとうございます
    チャウコンさんが日本史の先生だったらヤバい
  5. より:
    チャウコンさんは参院選どこに入れますか
  6. 宮部拓 より:


    おいおい、結局紛うことなきイケメンかよ⋯
    爆散しろ
  7. より:
    どこに投票すれば良いのですか
  8. tyaukon より:
    ーーさん

    結構怖いと思う!笑


    分かりやすい、興味を持ってくれたら嬉しいです、ありがとう!
  9. tyaukon より:
    mちゃん

    涙袋を見るなんて…女子だな…(´-`).。oO
  10. tyaukon より:
    あさん

    誰かは分かりませんがボクではありません


  11. tyaukon より:
    アカウント誰でふかさん

    先生には分かりやすく教えてあげて欲しい

    でも先生は大変だね、ほんと
  12. tyaukon より:
    あさん

    ノーコメントで笑
  13. tyaukon より:
    宮部拓さん

    会いたいから爆散したくないな…
  14. tyaukon より:
    、さん

    記事書いたので参考までに
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